どんぐりと、暮らしの距離感

今日、公園を散策していると、足元にたくさんのどんぐりが落ちていました。

拾おうと思えばいくらでも拾えるほど、あたり一面に広がっています。

その光景を見たとき、ふとこんなことを考えました。

もし山の中にも、これと同じようにどんぐりが十分にあったら、クマたちは命の危険を冒してまで、人の生活圏に降りてこなくて済むのではないか、と。

クマが街に現れるニュースを見るたびに、「危険」「怖い」「駆除」という言葉が先に出てきます。

けれど、その背景を少しだけ想像してみると、彼らもまた“生きるために動いているだけ”なのだと思えてきます。

不動産の仕事をしていると、人がどこに住み、どこまで暮らしの範囲を広げてきたのかを日々、現地で目の当たりにします。

住宅地、造成された土地、道路。

便利さと引き換えに、自然との距離は少しずつ縮まってきました。

本来、山は山で生きる者たちのもの。街は人が生活するところ。

その境界線が、いつの間にか曖昧になっているのかもしれません。

土地を扱う仕事は、ただ「売る」「買う」「貸す」「借りる」だけでは終わらないと感じています。

そこに暮らしが生まれ、環境が変わり、人と自然の距離感も少しずつ変わっていくからです。

どんぐりがたくさん落ちている公園の足元を見ながら、「住む」という行為は、自然から少し場所を借りているだけなのかもしれない、

そんなことを考えました。

人が安全に暮らすことも大切。

自然が本来の姿で存在できることも大切。

そのちょうどいい距離を、これからどう保っていくのか。

不動産の仕事を通じて、そんなことも一緒に考えていきたいと思います。

…To be continued

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